MAGNUM MAGNUM

2024.06.21.

Posted on 06.21.24

1947年にロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デヴィッド・シーモアによって設立された伝説的な写真家集団,マグナム・フォトの創設75周年を記念して、2007年に発売された金字塔写真集『MAGNUM MAGNUM』の増補改訂版が発売されたので、この度購入いたしました。

 

 

実物を初めて見たのですが、とにかくデカくて重いです。

 

 

掲載写真533点、実に700ページを超えるボリューム!

もう重すぎて膝の上に乗せて見終えた後、ホエイプロテイン飲もうかと思いました…

めっちゃマグナム。

 

 

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本書は、88名の会員が別の写真家による6つの作品を選んで批評し、その選択の理由について解説を付すというかたちで構成されています。

今回の増補改訂版では、過去15年のあいだにマグナムに加わった25名の写真家が追加され、150枚以上の作品が新たに掲載されています。

 

 

“盛りすぎチャレンジ”が話題のローソン(コンビニはあまり行かないので詳しいことは知りませんけども)もビックリの盛りすぎ具合。

 

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掲載されている写真も本当に素晴らしいものばかりでした。

僕もローソンに負けずにたくさん載せてご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

(ジャコメッティ発見!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの写真の背景には、その国それぞれの文化や暮らし,宗教だけでなく、その時の世界情勢や社会問題なども存在します。

観るものが持つ知識や教養の深さによって、その1枚の写真から入ってくる要素が視覚的な芸術性だけでなく、その被写体から浮かび上がってくる時代背景やシャッターを切った写真家の思いにまでも考えが及んでいきます。

 

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写真集を収集するのは僕の趣味のひとつなのですが、最初の頃はファッション写真家の写真集やファッションブランドの出す写真集などを中心に収集していました。

もちろん、それらは今も興味あるし好きなのですが、だんだんとより芸術寄りの写真や、その時代,その社会を捉えるような写真を撮る写真家の方に強い興味を持つように変化していきました。

 

この写真集も20代の頃の自分では高いお金出してまで手に入れたいとは思わなかった筈です。

でも、今なら喉から手が出るくらい手に入れたいと思いました。

 

ここに掲載されている作品を一枚ずつ丁寧に観察し、世界のことや社会のこと、そして人間の本質についてももっと学びたいと思います。

 

本書はお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!