Them magazine
2014.03.11.
Posted on 03.11.14
早速購入して参りました!
『HUgE (ヒュージ)』の編集長・右近亨氏が独立して刊行したハイエンドメンズ誌『Them Magazine』
ファッションディレクターは野口強、アートディレクターには村田錬など、脇を固めるスタッフも『HUgE』で一緒に活躍していた人達が名を連ねています。
日本にはすでに優れたメンズ誌がたくさんある一方で、『Them Magazine』が目指すのは「情報 (カタログ) よりも、美学 (スタイル) のあるファッション誌」。
高いファッションセンスや知識、想像力を啓蒙し、「なにがかっこよくて、なにがかっこ悪いのか」を明確に打ち出し、その美学に対して共感してもらえる雑誌創りをすること。
創刊号の特集は“HEDI SLIMANE”
誌面はそりゃ勿論カッコイイです!
ヴィジュアルだけでなく「“ダサかっこいい”学概論」とか読みものも面白くて、【“ダサかっこいい”判別表】は“カッコイイ”,“ダサかっこいい”,“ダサイ”で色んな例が挙げられてるのですが、例えば「イットガール」では“カッコイイ”がケイト・モスで,“ダサかっこいい”がクロエ・セヴィニーで,“ダサイ”がパリス・ヒルトンでした。バリウケました。納得です。
当面は年4回発行ということですが、早く毎月発売されるようになって欲しいですね。
これからが楽しみです。
一方、『HUgE』の方は、講談社が独自に進めていくということですが、果たしてどうなることやら…
他誌では、『GINZA』のアートディレクターとして革新的な誌面を創り上げた平林奈緒美さんが辞任したのがとても残念なニュースでした。現在発売されてる3月号からクリエイティブ集団ティーエイチエー(tha ltd.)の阿部洋介氏が後任として就任して徐々に誌面に変化を加えていくということですが、「より多くの女性をターゲットに」という方針からもこれまでのような斬新な誌面創りは陰を潜めていきそうです。
“ニッチなこだわり”をとるか“数字として利益”をとるか…
新しいGINZAはその両方を取りに行ってるんですね。
V:oltaも「ニッチなこだわり」を目指して5年半やってきて(全然GINZAとかの足元にも及ばないですが)、ターゲットとなる層がかなり限られてる分、今以上に数字を伸ばすには上記のような方針を採る必要があると思うのですが、やはりそこは今顧客となってくださっているお客様をガッカリさせたくないのが一番ですし、自分自身も数字以上に追求していきたいものは今後も変わりませんので、今回ご紹介させていただいた『Them Magazine』のような“美学”を追求していく美容室であり続けたいと考えております!
メンズだけでなく女性の方もぜひご覧になってみてください。
V:oltaも頑張ってますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!