哀れなるものたち
2024.02.09.
Posted on 02.09.24
先日、仕事が少し早く終わったので、そのままパルコに入っているシアタス心斎橋へ向かい、レイトショーで ヨルゴス・ランティモス監督の新作『哀れなるものたち』を観てきました。
本作の主人公は、新生児の脳を移植された身体は大人の女性,ヴェラ。
無垢な感情を持つ彼女は、「世界を自分の目で見てみたい」という思いからヨーロッパ横断の旅に出るという、人間の本質や階級社会の在り方,そしてフェミニズムにも訴えかけるダークファンタジー作品。
ランティモスの才能は、本当に素晴らしいです!
豪華絢爛な衣装や映像にはうっとりさせられ、ストーリーは知的でありつつもクセが強い。
しかもブラックユーモア満載。
僕はいつもランティモスのツボからは絶妙にズレている感覚で、面白いけどクスリとはならないのですが、近くで観ていらっしゃった外国人の方は声出して爆笑してました。
世界の感覚は深いです。
ご興味のある方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください!