Posted on 12.29.18

今年も残すところあと僅かとなりました。

こんな年の瀬の忙しい時に、一美容師のしょうもない年間ベストをトップ3に絞って発表したいと思います。

 

1st.

Oneohtrix Point Never – Age Of

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前作までのアルバムとの変わりようも衝撃でしたが、今作のようなポップ路線にもO.P.N.らしさが随所にあってアルバムとして良かったというのもありますが、このアルバムに関してはお客様が開催してくれたこのアルバム『Age of』の考察講義に参加できて、このアルバムについて深く考えることができたこともあって1位にしました。

それこそインターネットがまだ身近ではなかった’00年代前半くらいまでは、ひとつの気に入ったアルバムがあればCDが擦り切れるくらい聴き込むことも珍しくなかったですが、今のように様々なジャンルの音楽が毎日のように発表され、それらがストリーミングなどで手軽に聴くことができる時代になってからは、日頃の忙しさもあってなかなかひとつのアルバムを聴き込むということができていなかったですが、本作は講義に参加させてもらったことでダニエル・ロパティンに対する興味も格段に増しましたし、このアルバムのコンセプトも深く知れたことで、更に作品に向き合うことができました。

その感謝も込めてベストにしたいと思います。

気になる方はこちらをぜひ読んでみてください。

http://vg.pe.hu/jp/cm/fm.html

 

 

別の音楽好きのお客さんと2018年お気に入りのアルバムの話になった時に上記のような話をしたのですが、「この前の作品も年間ベストって言ってましたよね?」っていうなんとも恥ずかしいご指摘をいただいて、確かに2015年の『Garden Of Delete』が発売された時もそういう話をしてたような気がして、これはもう単なるO.P.N.ファンでしかないという話で、この前ネットの記事で近年のタワーレコードのお客様が「特定のアイドルやアーティストの熱狂的なファンか幅広く聴くコアな音楽好きにはっきりと分類されてきている」というのを見たのですが、それなら僕は間違いなく前者のカテゴリに分類されてしまう訳で、O.P.N.って書いた白いハチマキを巻いてライブに行く日もそう遠くないかも知れないです。

 

 

 

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2nd.

Joseph Shabason – Anne

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トロントのサックス奏者Joseph Shabasonの作品。

最近のインディ・シーンのトレンドのひとつにジャズがあります。

そのニューヒーロー的存在のトップにはカマシ・ワシントンなどがいるんでしょうが、僕はこの作品が好きでした。

インディ・ミュージック界のトレンドはファッションのモードの世界へも飛び火するので、近いシーズンにモード界でもジャズをインスピレーションにしたトレンドが出てくると思います。

これはもう長井秀和以上に強く言っておきたい。

ジャズではこのアルバム以外にもSons of Kemetの新作もオススメ。


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3rd.

Holy Motors – Slow Sundown

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今年のベスト新人は彼女達です。

エストニアのシューゲイザーバンド,Holy Motorsのデビューアルバム。

ジャケットが表してるように、美しくも冷たく、ダークで艶めかしい世界観が素晴らしいです。

来日したらぜひ観に行きたいです。

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年末の繁忙期に殴り書きのように書いたので、簡単なレビューでスミマセン。

それでは皆様、良いお年をお迎えください!