年度代表盤 2023
2023.12.28.
Posted on 12.28.23
今年も毎年恒例の年度代表盤を発表させていただきます。
最近、Apple Musicの仕様が変更され、アカウントに追加した作品の履歴が直近のものしか表示されなくなったことで、この1年で発売されたアルバムがどんなものがあったのかが確認できなくなってしまったので、今年のランキングは例年以上に適当に選び簡素化しました。
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5th/ Tirzah – trip9love…???
今年のポップな癒し系アルバムno.1はこの作品です。
普段、インディ・ミュージックまで掘り下げて聴いていないという方にも、比較的耳馴染みの良いアルバムかと思います。
年末の大掃除の休憩時間にでも、ぜひ聴いてみてください!
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4th/ Oneohtrix Point Never – Again
OPNの新譜は、いつでも歓迎します。
『R plus Seven』の頃に比べると、ずいぶん肩の力が抜けてきたのかなと思います。
『R plus Seven』は文句なしの金字塔アルバムでしたが、最近のOPNもこれはこれで大好きです。
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3rd/ CTM – Vind
歴史ある建物を見た時のような厳格さと、季節の移り変わりを肌で感じるような叙情的なムードが絶妙にブレンドされた作品。
個人的にCTMのアルバムは毎度外しませんが、今作は特に好きでした。
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2nd/ bar italia – Tracey Denim
最近はロックよりアンビエントやドローンを聴く機会がめっぽう増えましたが、僕が最初に音楽が好きになったのはロックの影響です。
ロンドンでは一時期ロックが停滞していましたが、またここ最近はロック熱も再燃し、素晴らしいバンドがたくさんシーンに現れています。
その中でも、彼らは特にお気に入り。
再来年に控える大阪万博は失敗する気配ムンムンですが、今この時代にこの音を出すバンドがいてくれることを本当に嬉しく思います。
いつかライブを観てみたいです。
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1st/ Laurel Halo – Atlas
信じられないだろ?あのLaurel Haloがこんなアルバムを完成させるんだぜ?
僕があだち充さんなら、きっとタッチにこのセリフを入れられるように内容をゴリ押ししてたと思います。
あまりにも美しいアンビエント・ジャズ・コラージュ組曲。
英国人チェリスト,Lucy Railton、ノルウェーのサックス奏者 Bendik Giske、Iskra Strings Quartet 所属のバイオリン奏者,James Underwoodなど、脇を固める演奏陣も素晴らしいです。
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という感じの2023年トップ5アルバムでした。
もしかしたら見落としている作品もそこそこありそうですが…
音楽好きのお客様は、またご来店時に今年のベストアルバムを教えてください!