OMMA – 1905
2019.11.17.
Posted on 11.17.19
モスクワ出身の女性アーティストOlga MaximovaによるプロジェクトOMMAの新作『1905』
もう彼女の音楽性はこのアートワークの姿勢に現れています。
今の世の中、社会や人種の平等性といったテーマやサスティナビリティなど、現代においての課題は社会全体へと同意を求めており、その中において「モラルのある行動」が正しくとれるように、というよりは決して地雷を踏まないようにする為だけにでも、一定以上の教養力のある人でもかなりの緊張感とストレスを必要とする時代です。
一方で比較的個人が目立たないような場面では、例えば電車に高齢者や妊婦さんが乗ってきても、席を譲る行動を取る人の多くはまだ元気な高齢者かもうすぐ高齢者の仲間入りをするくらいの年齢の方たちで、若者たちのほとんどは何知らぬ顔で座席でスマホをいじるだけ。
マジで終わってます。
オルガの音楽は、それらの見たくないものや日々蓄積されるストレスから解放してくれるような、エスケープ・ミュージックです。
まだ元気な若者~中年者達、特に10代~30代の若者は、電車の混雑時には勇気を出して席を譲る一声をかけてみましょう!
些細なことでも、人の為にたつことができた時は、想像以上に気持ちが嬉しくなるものです。
今の日本は残念ながら、自分を正当化する為だけに、その善意の一声にも敵意を持った粗探しをする人も少なくない時代ですが…