Posted on 01.20.24

Nicolás Jaarによって考案された、長い音の構造のように構成された持続的な即興演奏からなるアルバム『Weavings 2』

 

 

このプロジェクトの1作目はパンデミック中の2020年に録音され、世界中からアーティストがリモートで参加しました。

 

本作は、その1年後の2021年、パンデミックがまだ猛威を振るっていた時期に録音されたものです。

参加アーティストは、Aho Ssan、Angel Bat Dawid、Paweł Szamburski、Resina, そして発起人のNicolás Jaar。

 

パンデミック以降、色んな価値観が変化した方もいるかと思います。

必要なものと不必要なものが明確になったり、行動や時間の使い方が変わったり。

 

僕は個人的に、パンデミックを経験して以降、芸術や文化に対しての価値観が更に増しました。

好きなデザイナーの洋服を買う機会を少し減らす代わりに、自分に手の届く範囲の絵画や版画,リトグラフを購入してはお店や自宅に飾っています。

今までも好きなアーティストや映画のポスターはよく部屋に飾っていましたが、やはり全く違います。

生活の中に美術があることで、どこか心が豊かになるような感覚もあります。

とはいっても映画や音楽もやはり好きなので、それらのポスターも飾り続けているのですが。。

 

どんなアーティストや映画のポスターを飾るか、どの作家の絵を選ぶかで、その人の個性が現れます。

今の時代は、多くの人が同じような話題のお店に行き、同じバッグや靴を欲しがり、同じような個性感の髪型をしています。

それらを身につけても、もちろんそれが似合っていない人もたくさん出てきます。

流行を追いかけるだけだと、その人本来の個性というのは現れません。

 

特に若い世代の方には、もっと自分らしい個性を見つけて、それを表現してほしいなと思う、今日この頃です。