昨日の仕事終わりは、難波にあるライブハウスMETA VALLEYで、ロンドンのバンド,carolineと元black midiのベーシスト/フロントマン、キャメロン・ピクトンによる新バンドMy New Band Believeのライブを観てきました。

 

 

今回のイベントは、イギリスのインディペンデントレーベル,ROUGH TRADEの50周年を記念してレーベルを代表する最新鋭アーティスト2組による豪華なダブルヘッドライン公演となっていました。

 

carolineもMy New Band Believeもリリースされたアルバムをよく聴いてたし、どちらも同日に観れるなんて、こんな贅沢なことはなかなかないです。

 

オープニングとバンド入れ替え時のDJは、Rough Tradeの創設者ジェフ・トラヴィスと、共同経営者で元PiLのジャネット・リーが担当というこちらもなんとも豪華な布陣でした。

 

まずはMy New Band Believeからの登場でした。

 

もう、アルバムで聴いてるよりライブはさらに数倍はカッコよかったです!

今の時代はロック聴いてる人も以前より少なくなってきているんだろうし、自分自身も若い頃よりはロックを聴く割合は減ってきているのですが、My New Band Believeを観ててやっぱりバンドっていいなって再認識させられたライブでした。

 

別のライブの様子ですが、ご興味ある方はぜひ聴いてみてください。

 

 

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そして続いてcarolineの登場です。

 

carolineは8人組なので、この狭めなMETA VALLEYのステージでどう演奏するのだろうと思ってましたが、みんなで輪になるように演奏してました。

こちらもMy New Band Believeとはまた全然違うタイプの音楽ですが、本当に素晴らしいライブでした!

carolineは、アルバムも完成度高くて、でも絶対ライブも凄いんだろうなと思ってましたが、その期待をさらに上回るようなパフォーマンスを見せてもらいました。

carolineはロンドンのバンドで、音楽性も最先端だと思いますが、演奏を聴いてると綿密な音作りが伺えるの同時にどこか牧歌的なムードもあって、そのハイブリットが最大の魅力ではないかと感じています。

 

 

 

どちらのバンドも、もうこのキャパシティで観れることは今後ないと思いますし、この2バンドを今観ることができて本当に良かったです。

 

みなさまもまだ聴いたことがないという方は、ぜひ彼らのアルバムをチェックしてみてください!

今月の絵画

2026.09.24.

Posted on 09.24.26

いつも自作の絵画を持ってきてくださるお客様がまた新しい作品を持ってきてくださいました。

 

 

 

黄色の色彩が神々しいくらいに美しいです。

今作のテーマは、『富裕層のパンク』だそうです。

ちょっと見えづらいかもしれないですが、タートルネックのところに本物の安全ピンが使われています。

 

ファッション誌で見たコートとニットの組み合わせを着想源に描き始めたそうですが、顔はオリジナルのもので描きたいと考えてから描きたい顔が決まるまでに長い時間がかかったそうです。

 

パンクと言っても作者が描くとロンドン由来のロックなイメージではなく、フレンチパンクなムードで上品に感じます。

 

これから秋~冬に向かっていく季節の中でアウターやニットを着るのが今から楽しみになってくる作品です。

 

こ来店の際は、ぜひお近くでご覧になってみてください!

 

ナイトシフト

2026.09.23.

Posted on 09.23.26

先ほどご紹介させていただいた『ゴールドディガーズ』を観た後に、こちらもサリー・ポッターと同じイギリス人の女性監督,ロビーナ・ローズが1981年に手がけた唯一の長編監督作『ナイトシフト』も続けざまに観ました。

 

 

ロンドン・ノッティングヒルにあるポートベロー・ホテル。夜勤の受付係はルーティンワークをこなしながら、静かに風変わりな宿泊客たちを見つめる。ライブを終えたバンドマンたち、おちぶれた伯爵夫人、夜通しポーカーに興じる男たち…。まるで幻燈のような光景が映し出され、睡眠と覚醒の間、ホテルは幽霊が彷徨うような境界的な空間へと化していく。

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もうこの映画のアートワークをみても只者じゃない感は存分に感じていただけるかと思います。

退廃的なパンクの世界観でめちゃカッコ良かったです!

 

主演のパメラ・ルーク(ジャケットに写ってる女性)は、ヴィヴィアン・ウエストウッドとマルコム・マクラーレンが経営するブティック『SEX』のスタッフとしても働いていた人物だそうです。

まさにピッタリな配役でした。

劇中で演奏されていた音楽もとても格好良かったです!

 

 

とても気に入ったので、この映画のポスターも買って帰ったのですが、夜に見るととても怖そうなので、ポスターフレームに入れて飾るかどうかも慎重に考えたいと思っています。

 

こちらもシネヌーヴォで上映されていますので、ご興味のある方はぜひ映画館へ足を運んでみてください!

 

 

Posted on 09.23.26

先日のお休みは、イギリスの女性監督,サリー・ポッターが1983年に手がけた長編デビュー『ゴールドディガーズ』を観てきました。

 

 

1980年代初頭のロンドンを舞台に、スター女優と銀行員の女性の姿を通して「女性と労働」を独創的なアプローチで描いた作品で、近年ではフェミニズム映画の金字塔として評価が高まっています。

 

『ジャンヌ・ディエルマン』でも撮影を手掛けたバベット・マンゴルドによる映像が素晴らしかったです。

モノクロームで映し出されるロンドンの街路やアイスランドの雪原がとても美しかったです。

 

 

 

本作のスタッフは全員が女性で、同額の報酬という体制で制作されたそうです。

そういった制作背景も、本作が近年フェミニズム映画の金字塔と呼ばれ再評価されている所以なのでしょう。

 

自分達が生きているのは今の時代ですが、将来評価されるような生き方まではできなくとも、せめて将来見返しても恥ずかしくない生き方をしたいものですね。

 

まだ大阪での上映は始まったばかりなので、ご興味のある方はぜひシネヌーヴォへ足を運んでみてください!

 

 

Posted on 09.22.26

昨日のお休みは、中之島美術館で開催されているスイスの美術家,カール・ヴァルザーの展覧会を観に行ってきました。

 

 

中之島美術館は、ちょうどフェルメール展の真っ最中でものすごい人でしたが、カール・ヴァルザー展の方は良いのか悪いのか全く並ばずにスムーズに入れました。

 

 

ヴァルザーも素晴らしい作品を遺した画家なので、もっと多くの方に知ってほしいです。

 

 

 

ヴァルザーは、1908年(明治41)には日本へ旅行し、京都の宮津をはじめ各地に滞在していたこともあって、歌舞伎や祭など明治期の日本の風俗や風景を描いた作品もありました。

 

 

 

 

同じ日本の時代を描いた絵画でも、その場所で生きた日本人が描くのと日本を訪れた外国人が描くのでは、また違うものですね。

 

図録もとても素敵な装丁だったので、思わず買ってしまいました。

 

 

こちらはお店に置いていますので、ご興味のある方は待ち時間などにぜひご覧くださいませ!

オデュッセイア

2026.09.16.

Posted on 09.16.26

先日のお休みは、クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』を観てきました。

 

 

西洋文学の原点とされる古代ギリシャの詩人ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」をクリストファー・ノーラン監督が映画化した超大作。
ノーランが20年越しの念願として、長編映画として史上初となる全編IMAXフィルムカメラでの撮影を敢行し、トロイア戦争後の英雄オデュッセウスによる10年におよぶ帰還の旅を描く。

 

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日本人には馴染みの少ないギリシャ神話を題材にしてますが、ノーランの手にかかれば見事にとても面白い作品に仕上がってました!

迫力ある映像もさすがでした。

 

こういうのをUSJのアトラクションにしたらいいのに、と思いました。

僕は乗り物も動くのも揺れるのも水ブシャーとされるのも苦手なので乗らないですけども…

まだ始まったばかりなので、ご興味のある方はぜひ映画館でご覧になってみてください!

Posted on 09.13.26

昨日の仕事終わりは、知り合いの方にお声掛けいただいて、V.S.で開催されている坂本龍一のKAGAMIのスペシャルイベント『Open Reel Night Vol.5  “async”』に参加させていただきました。

 

 

展覧会閉館後の静かな会場で、オープンリールで再生される坂本龍一氏のオリジナル・アルバムを視聴できるという素晴らしいイベントでした。

非圧縮のマスターファイルから丹念に制作されたテープが、坂本龍一自身がスタジオで聴いていた響きを再現してくれます。

その説明ではわかりにくいという方もいっらっしゃると思いますが、例えるならミシュランで複数の星を獲得するようなお店に食事に行くくらいのニュアンスでしょうか。

 

今回は、2017年にリリースされたアルバム『async』を視聴できました。

僕は、教授のアルバムでは『async』が一番好きかも知れないので、自分にとっては一番良い回に参加させていただけました。

 

BWVのスピーカーから流れる音も本当に素晴らしく、『async』の音世界にまさに没入できる体験でした。

僕は日常から、仕事場でも移動中も家でも、至るところで音楽を聴いていますが、ここまで一枚のアルバムに向き合える時間は最近は取れていませんでした。

しかも、最高峰の音で聴くことができて、本当に贅沢な時間でした。

 

Open Reel Nightは、9月26日(土)の夜(アルバムは“12”)にも開催されるので、ご興味のある方はぜひご参加してみてください!

今月の絵画

2026.08.28.

Posted on 08.28.26

いつも絵画を持ってきてくださるお客様がまた新しい絵画を持ってきてくださいました。

 

 

紫と黄色の髪色、そして背景の青が美しく目を惹きます。

 

こちらはもともと写真をモチーフとして下書きを完成させたそうですが、どういう色を載せるかを悩んでいたそうです。

そして、寝る前にまた考えてる時にこの着色のバランスを思いついたそうです。

 

写真をモチーフにする場合でも、写っているものをモノクロで捉えて、載せる色彩は全くオリジナルで行うそうです。

そうすることで、模写みたいにならないようにしてるんですね。

 

なるほどと思います。

 

僕もお客様がこういう髪型や髪色にしたいと写真などを持ってきてくださった場合も、お客様の髪質や骨格,雰囲気などに合わせて、なりたいイメージをその方にどう落とし込むかを考えます。

ただ持ってこられたイメージをそのまま仕上げることが正解じゃない場合も少なくないんです。

 

写真と同じように仕上げるのに必要なのは技術力ですが、それをその人により似合わせて仕上げるのに必要なのは感性や想像力です。

両方磨くことで、作り手の色が出た作品が作れるようになっていくのだと思います。

 

僕も美容師としてのキャリアが長くなってきましたが、まだまだヘアスタイル作りは奥が深くて楽しいです。

みなさまもぜひV:oltaでヘアスタイルを楽しんでください!

 

好奇心の蒐集

2026.08.25.

Posted on 08.25.26

毎年、阪急百貨店で『好奇心の蒐集』という素敵なイベントをディレクションされているお客様が、また今年も開催されるということでフライヤーを持ってきてくださいました。

 

 

9月9日~14日の期間で阪急百貨店9階の祝祭広場にて開催されます。

 

ご興味のある方は、ぜひ期間中に足を運んでみてください!

Posted on 08.23.26

先日までのお休みを利用して、中国方面へ1泊2日で旅行に行ってきました。

今回は、たまには親孝行をと思って両親を誘って一緒に行ってきました。

 

まず、初日最初に向かったのは広島県福山市にある神勝寺 禅と庭のミュージアムです。

 

 

神勝寺は、臨済宗建仁寺派のお寺。広大な境内では、復元された千利休の茶室、建築家,藤森照信氏が手がけた寺務所「松堂」などの建築美、彫刻家,名和晃平氏とクリエイティブ・プラットフォーム「Sandwich」らによるアートパビリオン《洸庭》も見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

敷地内は隅々まで手入れが行き届いており、夏の暑い日でしたがとても清々しい気持ちで散策できました。

特に広大な庭は、ため息が出るほど美しかったです。

 

 

そして、現代アート好きなら一度は見てみたいと思うであろう《洸庭》

 

 

この巨大で崇高なフォルムに圧倒されます。

もし今後名和晃平さんに会ってお話しする機会があれば、「《洸庭》のネタ元はフィナンシェですよね?絶対そうだと思ったんですよ」って聞きたいです。その瞬間から絶対に嫌われると思いますが、誰かが言わないといけないことってあると思うんです。

 

そしてこの《洸庭》は、中に入れてインスタレーションを見ることもできます。

 

 

中は真っ暗で、遠くに光が映し出されて、その動きや光の波を鑑賞することで禅の精神を体現するという内容です。

 

お客様にはよく僕の虚弱談話をさせていただくのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、僕は閉所も暗所もダメで、何年か前に初めて入ったMRIでは開始早々渡されたSOSボタンを連射するという目も当てられない体たらくぶりなのですが、ここまで来てインスタレーション体験せずに帰るというのもあまりにも忍びないので、頑張ってチャレンジすることにしたのですが、真っ暗の部屋に案内されて係の方が去っていった瞬間からもう抜群に怖くなって、それでも20秒くらい「ここは宇宙空間ではない(羊を数える時の3倍速で頭の中で唱える)」と自分に言い聞かせたりして頑張ってたのですが、真っ暗なままでなかなか始まらないしシュゴーンみたいな変な機械音し始めて不気味だし怖いし、ここから25分も耐え続けるのは絶対に無理そうなので、何の光も見ないまま早々に諦めて退出してしまいました。。

禅ムズイです。それか頭の中でフィナンシェとか思ってしまったからバチが当たったのかも知れません。

インスタレーションが終わって出てきた母親は、よくわからない動きを長い間見せられて終盤眠りそうになったと言っていました。

そのDNAを受け継ぎたかったです。

 

神勝寺の施設内では、おうどんを食べたのですが、食べる前に「五観の偈(ごかんのげ)」を唱えてからいただきました。

 

おうどんの写真は撮らずに、この偈文が書かれた写真は撮るという…

僕は特に3と4の警察に捕まりそうです。2にも引っかかる可能性があります。

やっぱり僕は片岡鶴太郎みたいにはなれないかも知れません。

 

この日は、この後、ここから尾道まで30分と近かったし、両親も尾道に行ったことがないとのことだったので、尾道に寄ってから宿をとった倉敷のほうへと向かいました。

 

尾道には長い時間いなかったですが、風情があって景色の良いところでした。

 

 

 

2日目は、美観地区にある大原美術館へ行きました。

 

 

ずっと行きたいと思っていた美術館でしたが、建物の趣も展示作品も本当に素晴らしかったです。

 

倉敷では、古い商店街とかも散策したのですが、少し昔にタイムスリップしたような光景でこちらもとても面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という感じで夏期休暇を満喫させていただきました。

また来週から仕事頑張りますので、みなさまぜひカットしにいらしてください!

軽いめまい

2026.08.14.

Posted on 08.14.26

お客様からお薦めしていただいた小説、金井美恵子さんの『軽いめまい』を読みました。

 

 

郊外の住宅地にある築七年の中古マンションで、夏実は夫と小三と幼稚園児二人の息子と暮らしている。専業主婦の暮らしに何といって不満もなく、不自由があるわけでもない。けれど蛇口から流れる水を眺めているときなどに覚える、放心に似ためまい――。

1990年代の東京。「中産階級」の変わることのない日常。2023年にポリー・バートンによって英訳され、ニューヨークタイムズやアトランティック誌で書評されるなど話題となった。

生活という日常を瑞々しく、シニカルに描いた傑作中編小説。

 

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いつも東京から大阪に帰省される際にカットしに来てくださるお客様に「アケルマンが好きなら」とおすすめいただいた作品です。

タイトルもとても美しいです。

僕が夏場によく起こしがちな症状でもあるので、妙に親近感もあります。

 

シャンタル・アケルマン監督を代表する作品『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』という映画があるのですが、この作品では当時誰も注目しなかった平凡な主婦の日常をテーマにした作品で、近年ジェンダーの平等を目指そうという社会になってきたことで再注目されるようになった作品でもあります。

 

本作は、読点を多用しながら非常に長いセンテンスで主婦の“何も起こらない”日常が蛇口から流れ出続ける水のように語られます。

『ジャンヌ・ディエルマン』やルイス・ブニュエルの『昼顔』では、“売春する主婦”の姿が描かれていますが、本作では本当に何も特別なことは起こらず、退屈なまま終わっているのが美しく思えるほどでした。

 

句点が出てくるまでに、何度も何度も区切られる読点は、読んでいると主婦のゆらゆらとした思考がシンクロしてくるような不思議な感覚がありました。

 

何も起きない小説というのは、普通つまらないと思いますが、本作は傑作だと思います。

素晴らしい作品をご紹介してくださり、ありがとうございました!

 

ご興味のある方は、ぜひ本作を読んでみてください。

Posted on 08.11.26

昨日のお休みは、伝説的女優デルフィーヌ・セリッグが監督したドキュメンタリー作品『美しく、黙りなさい』を観てきました。

 

 

1975年にハリウッド、76年にパリで撮影された作品で、23人の女優に二つの質問を投げかけています。

 

その質問は、

「もしあなたが男性だったとしても、この職業を選びましたか?」

「他の女優と友好的な場面を演じたことがありますか?」

というものです。

 

今から50年前の映画界における女性(女優)の置かれていた立場が赤裸々に語られています。

 

2つめの質問に対して、ほとんどの女優さんは経験がないと語っていました。

男性同士の友情は語られるのに、です。

その理由は、当時の男性優位な映画界や女性の見られ方や求められていたものなど、今の時代じゃ考えられないようなこともたくさんありました。

 

これが大昔の話ではなく、たった50年前の現実だったのかと思うと信じられないです。

とても勉強になる作品でした。

 

本編の最後のほうで、エレン・バーステインが話していた言葉がとても印象に残りました。

「今は地球の歴史上で女性であることが最高の瞬間。今の私は男になりたくない」

 

その言葉から50年の歳月が経ち、今は当時よりも遥かに女性が尊厳を持って生きられる時代になったのではないでしょうか。

 

それでも、現代には現代の課題があるし、差別なんかもこの世から無くなった訳ではありません。

それらのことをできるだけ多くの人が関心を持ち、それぞれに考えることが大切だと思う今日この頃です。

 

ご興味のある方は、本作もぜひご覧になってみてください!

 

 

Posted on 08.04.26

軽やかに包装紙から取り出そうとしたら、粘着テープのところでビリッとなってしまって軽やかに破ってしまいました。

 

 

近年は、男性でも脱毛するのが美意識高くて良しとされる時代ですが、表紙のモデルはショートパンツに足首までレースアップした中性的な靴を合わせてるのに足の毛はモジャモジャです。

 

このようにモードの精神とは、巷で常識となっている頃にはそれを覆すようなことをするのです。

 

ただモジャモジャなだけでは脱毛している人より美意識が下に見られる時代に、それならモジャモジャなのにツルツルよりもハイセンスに魅せることを考えるのがモードです。

 

そういうモードの精神をヘアスタイルに昇華できたらと思って長年美容室をやっています。

 

当店に共感してくださるお客様のみなさま、いつもありがとうございます!

Posted on 07.22.26

先日のお休みは、梅田のVS.OSAKAで坂本龍一とTodd Eckert率いるTin Drum(プロデュース・ビジュアル制作) による展覧会,KAGAMI+を観てきました。

 

 

2023年、ニューヨーク〈The Shed〉での世界初演以降、《KAGAMI》はロンドン、マンチェスター、台北、シンガポール、メルボルン、イタリア、香港など世界各地で上演され、大きな反響を呼び続けています。

今回は待望の日本初上陸ということになります。

 

観客は特殊な透過型ヘッドセットを装着し、独自の三次元映像技術によって精緻に再現された坂本龍一の姿を目の当たりにします。

映像を観ながら観客は自由に動き回れるので、現実のコンサートでは決して叶うことのない距離で教授の姿を観ることができるとのことで、プロジェクションマッピング的なものには普段あまり興味を持たないのですが、これは一度体験したいと思って行ってきました。

 

チケットにはREDとBLUEの2種類ありますが(ポケモンみたい)、どうせ行くならと奮発して7インチ・アナログレコード付きのRED(鑑賞時間約60分)の方を体験してきました。

 

 

去年、東京で開催されてた坂本龍一展では映え好きな人達に変なバズり方をしていたので、今回も2026年夏の映え祭りみたいになってないか少し心配していたのですが、各回の公演枠は予約で制限されているし、映像は特殊なヘッドセットを介するから見ることができる仕様なのでそもそも写真を撮っても映像は映らないというものだったので、映え族を警戒して躊躇している方はどうぞご安心ください。

 

演奏が始まると、ピアノを弾いている教授の側でその様子を眺めたり、確かに普通じゃあり得ない距離で演奏を聴くことができましたが、それはやはりあくまで疑似体験な訳で、そこに教授本人は当然ながらいないのです。

 

昔、ボブ・ディランの伝記映画で『アイム・ノット・ゼア』という作品があって、6人の俳優がそれぞれ異なる6つのイメージのボブ・ディランを演じるというものだったのですが、それもどれもディラン本人ではないんですね。

それをディランらしく皮肉ったようなタイトルを付けているわけです。

 

だから、今回のKAGAMIも体験して逆にちょっと寂しい気持ちにもなりましたが、でも面白い体験ができたし、結果行って良かったなと思いました。

 

ご興味のある方は、ぜひVS.OSAKAへ足を運んでみてください!

今月の絵画

2026.07.17.

Posted on 07.17.26

いつも絵画を持ってきてくださるお客様がまた新しい作品を持ってきてくださいました。

 

 

 

Tシャツが破れて血が滲んでいるように見えます。

少し緊張感が生まれるような絵を描きたかったそうです。

でも、この赤い着色が血だとは断定させないタッチで描いたそうです。

観る手側にハッとした緊張感を与えつつ、Tシャツのメッセージには“I’m fine”とあります。

緊張感のあとに安心感を与えるようになってるんですね。

この優しげな演出にも作者の人柄が現れています。

 

 

僕は作者がサッカー好きなのを知っていたので、激しいプレーで相手に怪我をさせたプレイヤーが謝罪と心配の気持ちで声をかけて「I’m fine」と返した様子が奥にあるのかなと推測したのですが、どうやら違ったようです笑

実際、奥にあったのは、Tシャツの背景をよく見ると気づくかも知れないですが、もともとは全く別の絵を描こうとしていたようです。でも、あまりうまくいかなくて一旦白(Tシャツの色)で全体を塗り尽くして、そこからTシャツを描いて、背景は上に載せた白をぬぐって仕上げたそうです。

 

誰でもうまくいかなかったりすることもあると思いますが、そこで諦めたり頭に血を上らせるのではなく、落ち着いて何か別の方法を考える柔軟性を持つことが大事なのだと思います。

 

Tシャツに描かれた“I’m fine”は、もしかしたら作者の自分に対するメッセージなのかも知れませんね。

 

絵画を観るときは、それがたとえ作者の意図ではなかったとしても、どういう気持ちでこれを描いたのだろう?と色々考えながら鑑賞するのも醍醐味のひとつだと思います。

 

ご来店の際は、ぜひお近くで作品をご覧になってみてください!