落下音

2026.04.07.

Posted on 04.07.26

昨日のお休みは、シアタス心斎橋でドイツの新鋭,マーシャ・シリンスキ監督の新作映画『落下音』(SOUND of FALLING)を観てきました。

 

 

1910年代のアルマ、40年代のエリカ、80年代のアンゲリカ、そして現代のレンカ。

本作は、4つの異なる時代に生きる4人の少女たちが、同じ土地で体験する不可解な怪異を描く、百年にわたる映像叙事詩です。

 

 

北ドイツのとある農場を舞台とした100年の物語を4つの時代、4つの家族で描いた作品。

 

男女平等が高らかに謳われる現代において、過去の時代で女性たちがいかに抑圧され、どう生きてきたかを描いた作品でもあります。

 

監督のマーシャ・シリンスキは今作が長編2作目だそうですが、素晴らしい才能だと思います。

音響効果も重要な作品なので、映画館で観れて良かったです。

 

タイトルは個人的には英訳そのままの『サウンド・オブ・フォーリング』のほうが格好良いと思います。

 

写真にもある少女,アルマのヘアアレンジがとてもオシャレでした。

マリア・グラツィア・キウリかピエールパオロ・ピッチョーリあたりがパクると、クリエイションにもマッチしそうです。

 

ご興味のある方は、ぜひ映画館で観てください!

 

 

Posted on 04.02.26

昨日は仕事を早めに終わらせていただいて(ご協力いただいたお客様ありがとうございました!)、現代を代表するエレクトロニック・アーティストの一人, Oneohtrix Point Neverの大阪公演へ行ってきました。

 

 

OPN(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーの通称)は、長年大好きなアーティストの一人でしたが、これまでなかなかタイミングが合わず、ライブを観るのは今回が初めてでした。

なので、今回とても楽しみにしていました。

(WARPのイベントでDJセットは観たことがあるのですが、その時は誰かに大阪の人はわかりやすい方が好きと変にアドバイスされたのか、ちょっとイメージよりイケイケな感じでした)

 

しかも、今回はオープニングアクトにLaraajiという、アンビエント,ニューエイジ好きからしたら彼だけでもメイン級の抜擢で、このツアーを実現させてくれたBEATINKさんには本当に感謝です。

 

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Laraajiも生で観るのは今回が初めてでしたが、木々や水、大地といった地球の自然と一体となったようなパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。

 

 

これだけでも大満足ですが、今日はこの後さらにOPNが登場します。

 

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この佇まい、僕が観たかったOPNの姿です。

音もまさにOPNといった感じで最高でした!

前回からOPNとタッグを組んでツアーを回っているFreeka Tetによる映像もとても良かったです。

 

 

 

 

 

 

本当に素晴らしいライブを体験できました。

 

 

 

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会場でいつもお世話になっているビートインクの方に挨拶させていただいた時に、音楽もパフォーマンスも素晴らしいOPNがもっと大阪でも浸透してほしいとおっしゃられていました。

 

OPNは、今公開中のサフディ監督による映画『マーティ・シュプリーム』でも音楽を担当しています。

僕はサフディ監督も好きなので映画館に観に行きましたが、ティモシーが主演している今作なら、より感度の高い東京とかならオシャレな若い世代の人達の間でも今(少なくとも大阪よりは)話題になっているのではないでしょうか?

そこからOPNにも興味を持って他の作品も聴いてみる、みたいな感じでカルチャーって繋がっていくのだと思うんです。

 

そうやってカルチャーに興味を持ってくれる特に若い世代の人が日本でももっと増えてほしいです。

ファッションに興味を持つ人は多いと思いますが、そこに独自性のあるセンスを感じるような人の多くは音楽や映画など他のカルチャーにも興味を持っているものです。

そしてそれらは、人生を豊かにしてくれるものでもあります。

 

少しでもご興味の沸いた方は、Oneohtrix Point Neverもマーティ・シュプリームもぜひチェックしてみてください!

 

桜が咲き、春がやってきました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

4月は新年度となり、毎年お客様の中にも就職や転勤などで遠くに引越しする方がいらっしゃいます。

長年通ってくださったお客様との別れは悲しいものですが、また新しいお客様に出会える機会も多くなるシーズンでもあります。

 

新しく大阪に引越しされてきた方、美容室を変えてみようと思われている方で当店にご興味を持ってくださっている方は、ぜひ一度いらしてください!

お店を気に入っていただけるように、全力で頑張ります。

 

ということで、今月のプレイリストです。

 

 

 

新しい音楽との出会いも僕にとっては大切な日常です。

ご興味のある方は、ぜひプレイリストもチェックしてみてください!

 

Posted on 03.28.26

毎年自作の年賀状をくださる美術の先生をされてるお客様から、今年も年賀状をいただきました。

いつもカットしに来てくださった際に手渡しでいただくのですが、今年は前回カットに来てくださった時に忘れていたからと今回持ってきてくださいました。

僕なら忘れたら、まぁ今年はいいかとなってしまいそうなところを律儀に持って来てくださって、そのお気持ちだけで嬉しいです。

 

しかも、毎年素晴らしい作品で感動します。

 

これしかも、この馬の足は実際にフィジカルの作品を作ってから、それを写真に撮ってからグラフィックに起こすという手の混んだ年賀状となっています。

そんな素晴らしい作品の横に配されたババババがまた良い味を出しています。

 

年賀状の文化もこの先、益々先細りしていくのでしょうが、そういう時代にこのような年賀状をいただくとより一層嬉しい気持ちになります。

 

これからAIの時代に入っても、人の心を豊かにするのは、やはり人だと思います。

僕もそのような仕事ができるように、益々精進いたします。

 

素敵な年賀状をいつもありがとうございます!

平野泰子展

2026.03.25.

Posted on 03.25.26

当店の近く、オレンジストリートにひっそりと佇む帝塚山ギャラリーで開催中の平野泰子展へ行ってきました。

 

 

 

平野さんの作品は、先日発売されたKAKUHANのレコードジャケットで初めて知りましたが、とても素敵な絵を描く方だなと思って調べたら、なんとちょうど近くで個展が開催されていると知って観に行ってきました。

 

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平野泰子さんが手掛けたKAKUHANのアートワーク

 

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平野さんは現在神奈川在住ですが、富山県出身で作品を見ていると彼女が生まれ育った場所の原風景が根底にあるように感じます。

展示されていた作品もどれも本当に美しくて魅力的でした。

 

 

 

 

 

 

 

当店からも徒歩2分くらいの距離なので、カットしに来てくださった帰りにはぜひ帝塚山ギャラリーにも立ち寄ってみてください!

 

Posted on 03.24.26

昨日のお休みは、シアタス心斎橋でジョシュ・サフディ監督の最新作『マーティ・シュプリーム』を観てきました。

 

 

 

ジョシュ・サフディは、これまで弟のベニー・サフディと共に映画監督を務めてきました。

代表作には、『グッドタイム』『アンカット・ダイヤモンド』などがあります。

 

その兄弟がここにきてまさかの解散。

本作は、兄ジョシュの単独名義では初の作品となります。

令和のオアシスみたいな感じになってないことを願っています。

(オアシスは再結成して今のところうまくやってそうですが)

 

弟が抜けてどうなっているのかなと思いましたが、これまでのスタイルに近いサフディらしいオンビート感の半端ない作品でした。

これはこれまでの作品で音楽を担当してきたOPNの貢献も大きいと思います。

 

僕は仕事は真面目に打ち込むタイプなので、マーティにもずっと靴屋で頑張ってほしかったですが、マーティは破天荒でシュプリーム過ぎました。

 

劇中でニューオーダーの楽曲が使われてて、帰りは久々にニューオーダーを聴きながら家路につきました。

 

ご興味のある方は、ぜひ映画館へ足を運んでみてください。

 

Posted on 03.21.26

お客様から現代美術家,横尾忠則さんの展覧会のチケットをいただいたので、先日のお休みを利用して行ってきました。

 

 

会場は王子公園の近くにある横尾忠則現代美術館で、僕は行きたいと思いながらも今まで行ったことがなかったので良い機会をいただきました。

ちなみに、アクセスの難易度が高い豊島横尾館には行ったことがあります。

近くにあるところの方が、いつでも行けると余裕をブッかましてなかなか行かないようなことは結構あります。

僕はこの現象を「灯台下遠し」と呼んでいます。

 

 

展覧会は、代表作である“Y字路”からはじまり、まさに展覧会名の通り横尾さんのいろんな作品を一度に目にできる作品展で、とても面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一言で言い表すなら、なかやまきんに君の言い方で「パワー!」って感じです。

僕も一歩進んで作品の前で立ち止まるごとに、心の中で「パワー」と叫びながら展示を見て回りました。

 

作品も面白いですが、ひと作品ごとに書いてある解説もとても興味深かったです。

 

ドイツでクラフトワークが出てきた頃、仲のよかった細野晴臣さんにクラフトワークを強く勧めたようなエピソードが書いてあって、そうだったのかと思いました。

僕がドラゴンボールを7個集めてドラゴンに願いを叶えてもらえるようになったなら、ぜひそのエピソードについて逆に細野さん側の意見を聞いてみたいところです。

もし仮に細野さん側が否定から入ったらメチャ面白そうです。

 

会期は5月上旬まで開催されていますので、ご興味のある方はぜひ横尾忠則現代美術館へ足を運んでみてください。

招待チケットをくださったN様、ありがとうございました!

今月の絵画

2026.03.20.

Posted on 03.20.26

いつも絵画を持ってきてくださるお客様がまた新しい作品を持ってきてくださいました。

 

 

 

少し前まで中之島美術館でシュルレアリスム展が開催されていましたが、それを彷彿とさせるような作品です。

 

壁に目があってこちらを見ている絵のイメージがもともとあって、シュルレアリスム展に行かれたことでそのイメージが具体的になって描き上げたとおっしゃっていました。

でも、お客様が描くとシュルレアリスムでも西洋絵画のような佇まいです。

インパクトのある目より、牧歌的で美しい帽子の存在感に目を奪われます。

僕には、この背中を向けた人物がお客様本人のように感じます。

 

オレンジがかった壁の色合いもとても素敵です。

 

ご来店時は、ぜひお近くでご覧になってみてください!

Pola X

2026.03.18.

Posted on 03.18.26

先日のお休みは、テアトル梅田でリバイバル上映されているレオス・カラックス監督の映画『Pola X』(ポーラX)を観てきました。

 

 

 

本作は、19世紀半ばのアメリカ小説、ハーマン・メルヴィルの「ピエール」(1852)の映画化で、タイトルの『ポーラX』は小説の仏題”Pierre ou les ambiguité” (ピエール、あるいは曖昧なるもの)の頭文字Polaに謎のXをつけたもの。

 

原作「ピエール」は「白鯨」の翌年にメルヴィルが熱狂のうちに書き上げ、その内容から「メルヴィル発狂す」とまで報じられた背徳的で虚無的な長編小説であり、カラックスは18歳の頃に読み「自分のために書かれたかのような奇妙な感覚」を抱いたらしいです。

 

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『ポーラX』は、家にDVDを所有しているのですが、まだ観てなくて、どうせ映画館でやってるなら今観に行こうと思って観たのですが、音響も映像も良かったし映画館で観れて良かったなと思いました。

内容的には上記の通り破滅的なストーリーですが、洗練され過ぎてるくらい洗練されてて、そうすることで逆に空虚さが浮かび上がってくるという、凄い作りの映画でした。

 

『ポンヌフの恋人』の次作がこれとは…

ご興味のある方は、ぜひ映画館へ足を運んでみてください!

 

先日のお休みは、エスパス・ルイ・ヴィトン大阪で開催中のジェフ・クーンズ『 PAINTINGS AND BANALITY – SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION』展を観に行ってきました。

 

 

ジェフ・クーンズはアメリカの現代美術家で、現代アート界を代表するアーティストの一人です。

 

ですが、個人的には本当のことを言うと彼の作品には強い興味を抱いたことはなくお金を払ってまで観に行くかと言われれば「ノー」と答えます。

でも、そんなことでは年々視野が狭くなっていって新たな発見に出会えるチャンスも逃してしまうことになってしまいますが、エスパス・ルイ・ヴィトンはエリート企業ならではの抜苦与楽の精神で入場料無料で観覧させてくれるので、気軽に観に行くことができます。

 

ちょうど空いてた時間帯だったからか、いつもいらっしゃるスタッフの方が一緒に回ってくださって作品をひとつずつ丁寧に解説してくださいました。

 

素晴らしいおもてなしをしていただいて心から感謝しております。

ここがフランスなら気持ちよくチップをお支払いしたいくらいでしたが、日本ではその行為は相手が迷惑と感じる可能性もあるし、まして庶民の僕レベルの少額チップでは得られる微小な利益に対してそれを受け取ることで発生する面倒くさいリスクの数々、そして何よりチップをスマートさの欠片もない感じでめちゃくちゃぎこちなく渡してしまいそうな僕自身がヤバい奴に見られて次回から同じようなシチュエーションであっても誰も話しかけてくれない事態になってしまいそうなので、感謝の気持ちはお言葉で伝えるのみにさせていただきました。

 

ご興味のある方は、ぜひエスパス・ルイ・ヴィトン大阪へ足を運んでみてください!

Posted on 03.03.26

昨日のお休みは、デンマーク人の映画監督,ヨアキム・トリアーの新作『センチメンタル・バリュー』をみてきました。

 

 

僕がここから人生大逆転して大金持ちになったとして、無事香港で競走馬を持つことができた暁にはその馬名を“センチメンタルバリュー”(日本競馬界では文字数オーバー)と名付けたいくらい良い語呂です。

 

“sentimental value”の意味としては、「物質的な価値ではなく、思い出や愛着によりその人にとっては非常に価値がある、特別な思い入れのあるもの」のことを指すらしいです。

ということは僕の場合、お店や家にはセンチメンタルバリューな品々で溢れ返ってるということになります。

 

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あらすじ

オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び夫や息子と穏やかに暮らす妹アグネス。ある日、幼い頃に家族を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが姿を現し、自身にとって15年ぶりの新作となる自伝的映画の主演をノーラに打診する。父に対し怒りと失望を抱えるノーラは断固として拒絶し、ほどなくしてアメリカの人気若手俳優レイチェルが主演に決定。やがて、映画の撮影場所がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知ったノーラの心に、再び抑えきれない感情が沸きおこる。

 

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親子や家族をテーマにその葛藤を丁寧に描いた作品で良い映画でした。

トリアー監督は、前作『わたしは最悪。』でパルム・ドールにもノミネートされていましたが、本作はアカデミー賞にも8部門でノミネートされているということで、こういったヨーロッパ的な静かな映画がエンターテイメントの頂,アカデミー賞でも注目されているのは時代の変化を感じるし良いことだなと思います。

 

個人的には、感覚が凄く合う映画ではなかったですが、孫のプレゼントにハネケの『ピアニスト』やギャスパー・ノエの『アレックス』などを渡してたシーンが監督渾身のギャグでちょっぴり面白かったです。

僕がトリアーなら、アレクセイ・ゲルマンの『神々のたそがれ』やペドロ・コスタの『ヴァンダの部屋』とかを選択するかもです。それだとアカデミー向けではなくなるのかも知れませんが。

ここのシーンを大喜利のお題にするようなカルチャーお笑い番組をYouTubeとかでもいいから誰か作ってほしいです。

 

ということでご興味のある方は、ぜひ映画館に足を運んでみてください!

 

今月の絵画

2026.02.18.

Posted on 02.18.26

いつも絵画を持ってきてくださるお客様が、また新しい作品を持ってきてくださいました。

 

 

まるで宇宙から地球を見たような壮大な青の背景に、白で描かれた飛行機とUFOが綺麗に浮きあがっています。

フレームも白で合わせているのが美しいです。

 

寒い冬がそろそろ終わりを迎え、春が近づいてくると何歳になってもワクワクします。

暖かくなったら何処かに行きたい、新しいことにチャレンジしたい、みたいな気持ちになってきます。

 

これを描かれたお客様も実際どこか旅行へ行きたいという気持ちになってこの作品を描かれたそうです。

そのワクワクした気持ちが、描かれたUFOに現れているように感じます。

 

こちらの作品は、真ん中に白で描かれた存在感のある飛行機もチャーミングに添えられたUFOも美しくて素敵ですが、個人的にはバックに広がる見るたびにその表情を変えそうな青や緑の色彩が本当に好きで素晴らしいと思います。

 

当店にご来店の際は、ぜひこちらの絵画も近くでご覧になってみてください。

ブゴニア

2026.02.18.

Posted on 02.18.26

先日のお休みは、ヨラゴス・ランティモス監督の新作『ブゴニア』を観てきました。

 

 

こちらは、2003年の韓国映画「地球を守れ!」のリメイク作品。

 

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あらすじ

世界的に知られた製薬会社のカリスマ経営者ミシェルが、何者かに誘拐される。犯人は、ミシェルが地球を侵略する宇宙人だと固く信じる陰謀論者のテディと、彼を慕う従弟のドン。2人は彼女を自宅の地下室に監禁し、地球から手を引くよう要求してくる。ミシェルは彼らの馬鹿げた要望を一蹴し、なんとか言いくるめようとするが、互いに一歩も引かない駆け引きは二転三転する。やがてテディの隠された過去が明らかになることで、荒唐無稽な誘拐劇は予想外の方向へと転じていく。

 

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ランティモスの作品は皆勤賞をもらえるくらい映画館に観に行っている僕ですが、本作は良い意味でも悪い意味でもランティモス作品にしては観やすい作品でした。

 

相変わらずクセの強さはありますが、映画好きの心も商業的成功も両方掴んでいるポール・トーマス・アンダーソンやクリストファー・ノーランみたいなポジションを狙っているのかなと少し感じました。

そういうことのできる監督の作品は大概面白いし本作も実際とても面白かったですが、2回に1回はもっとヘンテコでジメジメした作品を作ってくれることも期待しています。

 

でも、エンタメ作品をこれだけクセ強で作って多くの客を呼べる監督も希少だと思うので、ぜひいつかクセ強映画でアカデミー作品賞獲ってほしいです。

 

ラストのスライド映像がとても面白かったので、あそこで3カットくらい爆笑できるやつも入れてほしかったと欲が出てしまいました。

あと、エマ・ストーンの変なダンスもまた見たかったです。

 

ご興味のある方は、ぜひ映画館へ足を運んでみてください!

 

autechre night

2026.02.06.

Posted on 02.06.26

昨日は仕事終わりに難波のYogibo META VALLEYへ向かい、イギリスのテクノユニット,autechreのライブを観に行ってきました。

 

 

オウテカは、僕がまだ淡路島に住んでて学生だった頃、タワレコのテクノコーナーにWARP RECORDを特集している試聴機があって、そこで聴いて「なんじゃこら」と衝撃を受けた記憶があります。

当時はインターネットもまだ普及していなかったし、情報も田舎では音楽雑誌を買って隅から隅まで読むくらいしか手段がなかったので、初めて聴いた時は都会に住んでいる人達はこんな訳のわからない音楽を聴いてお酒を飲んでタバコを燻らせている奴が一杯いるのかと考えるとゾッとしました。

とは思いつつ勉強がてらにオウテカのCDも買って帰って家で繰り返し聴いてると、どんどんハマっていくのだから不思議です。

それからは、オウテカが新作を出すたびには楽しみにチェックしていたのですが、ライブで観るのは今回が初めてだったので、とても楽しみにしていました。が、半分くらい不安な気持ちでもありました…

 

というのも、オウテカのライブはピッチブラックと言って、演奏中会場内は終始真っ暗になって撮影はもちろん禁止、スマホの画面を照らすライトすら極力控えさせられるという演出で、閉所&暗所恐怖症を持つ僕はめちゃくちゃ観たいけどめちゃくちゃ不安という心理状況だったので、絶対に入り口の近くの場所を確保しようと心に決めて会場へ向かいました。

 

そもそもオウテカが来るのに会場がYogibo META VALLEYでは、あまりにも小さいのではないか(大阪のほうが即刻ソールドアウトになってたし)と思っていましたが、会場に到着して中に入ると、案の定去年の大阪万博が10密だとすると100密くらいに感じるもの凄い密集スタンディング状態だったのですが、なんとか無事に(なんかあったらすぐに逃げ出せる)入口近くのスペースを確保できました。

 

オープニングアクトは、オウテカから直々に指名を受けたというKohei Matsunagaさんでしたが、こちらのパフォーマンスもとても良かったです。

 

そして、オウテカのパフォーマンス。

会場は、真っ暗になりオウテカ特有の音が響き渡ります。

真っ暗に不安のあった僕も、その音世界に没入することができました。

 

一度は観たいと思っていたアーティストをまた一組、観ることができて良かったです。

 

会場では当店のお客様にも何名か会えましたし、帰り際には去年インタビューをしていただいた際にもお世話になったBeatinkの宮部さんからお店に飾って宣伝してくださいと3枚のポスターをいただいて帰宅しました。

 

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今日の朝、早速お店に貼りました。

OPNとサンダーキャットのポスターは、お客様からいただいて家宝のひとつにさせていただいているルイス・ブニュエルの『皆殺しの天使』(余談ですが、ココ・シャネルも同名の異名がありました)のポスターの隣、すなわちカウンター後ろの目立つところに配置させていただきました。

 

 

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残りの1枚、wetlegのポスターは、ちょっと可愛い過ぎて、あまり音楽に詳しくないお客様からはこのポスターを目立つところに飾ってたらもしかしたら変な目で見られてしまう可能性も排除できなかったので、お客様からはかなり死角になりそうなところに貼らせていただきました。

宮部さん、ごめんなさい。

 

 

 

ウォーリーよりも探しにくいかも知れませんが、少し興味が沸いたお客様はご来店時にwetlegのポスターも僕にバレない範囲で探してみてください。

 

Beatinkさんは、韓流とアイドルに支配された現在の日本のカルチャーシーンの中でも、クールでカッティングエッジなアーティストのライブやイベント等を企画してくださってる貴重なオーガナイザーです。

世界の素晴らしいアーティストにこれからも大阪でライブを開催し続けてもらえる為にも、ご興味のある方はぜひ積極的にこれらのライブにも足を運んでください!

 

WWD vol.2454

2026.02.03.

Posted on 02.03.26

今週のWWDは、MEN’S COLLECTION 2026-2027 FALL/WINTER特集号です。

 

 

表紙には、実に37年間にわたって手掛けてきたヴェロニク・ニシャニアンのラストショーのものが掲載されています。

 

今のモード界はシーズンのトレンドが矢継ぎ早に変わり、右を見渡しても、左を見渡しても、デザイナーの交代劇が相次いでいます。

そんな中、トレンドに偏り過ぎず、洗練された大人男性のスタイルを長年に渡って提案し続けてきたエルメスとヴェロニク・ニシャニアンは本当に素晴らしかったと思います。

年末に買った有馬記念の馬券(マイネルエンペラーの三連単1着固定)が当たっていれば、このレザーコートを買ってヴェロニクへのリスペクトと感謝の儀を執り行おうと思っていたのに、とても残念です。

 

そして、エルメスはヴェロニクの後継デザイナーに新進気鋭のデザイナー,ウェールズ・ボナーに白羽の矢を立てました。

こういうカッティングエッジな人選をするところにも、エルメスの凄みを感じます。

ウェールズ・ボナーによる新生エルメスも本当に楽しみです。

 

本誌はお店に置いてますので、ご興味のある方は待ち時間にでもぜひご覧くださいませ!